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2025/08/19

雲の隙銀河のけむる山の宿



 

 まともに天の川を見たのはいつだったかなア。


 もう何十年も見ていないような気がする。天の川どころか、街の夜は星さえ見えない。わ

ずかに、薄ぼんやりと見えたとしても、それは数えることが出来るほど少ない。ひとつ、ふた

つ・・・どうにかこうにか、10個ばかりだろうか。至って寂しい夜空である。


 旅行記など読めば、人跡未踏、地球の果てのようなところに行って、初めて満天の星を見

る。それはもう、全天隙間もないほど星が煌めき、薄く曇ったような天の川が大空をよぎ

る。星を数えるどころの騒ぎじゃない、下手すると押しつぶされそうだ、と書いてある。



 それを見て人はたいてい、わあ~と声を上げる。そしてたちまち黙ってしまう。わあ~以

外は言葉にならないらしい。黙ったまま星空を仰ぎ、そこで初めて宇宙を思うのだろう。宇

宙にはこんなにも星があるのだ、それも見えているのはほぼ銀河だという、何だこりゃ!!


 銀河とくれば、天の川みたいなのが数えきれないほどある、ということになる。どう見て

も想像が追いつかない、想像、妄想、空想の埒外に宇宙はある。もし天の川銀河の端から端

まで行ってみろ、ということになれば、どういうことになるんだ⁉



 まだ火星にも人は行けていない、それなのに天の川の端から端まで、なんて何処の誰がほ

ざくんだろう、冗談にもほどがある。とてもじゃないが、宇宙なんてこの頭では到底考えら

れない、だからもう面倒くさい、あんなもの無いことにしちゃえ。


 と思うがどっこい、この広い(広いの概念が違う)宇宙に、生き物がいるだろうと探して

いる人もいる。広いんだから、星が死ぬほどあるんだから、宇宙人だっているだろうと。し

かしなかなか見つからない。という言ことは、地球は宇宙の奇跡の星だろうか。


 奇跡の星で、殺し合いをやっている場合じゃねえ!




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