もはや新米の話となっている。
むろん価格が高いか安いか、これが問題だ。一時期バカ大臣の無能により無暗に価格が高
騰し、日本人なのに米もまともに食えないのか、なんと情けない国だろう、と思ったが、こ
こへきて少し値段が落ち着いたようだ。しかし油断するとまた誰かに、してやられるナア。
で、今年の新米は、異常気象のためやっぱり高いままだよ、と盛んに言いふらす人もい
る。異常気象なんだから、と言われれば、悔しいけれど納得するしかない。しかしほんとに
不作なのか、それとも平年並みには収穫できるのか、ユメ騙されないまいゾ。
昔は米の収穫は10月ごろだったように記憶している。二百十日を無事乗り切った稲は、晴
れて秋空の下で収穫される。天高く米肥える秋に、威風堂々、新米が出回って来る。なにし
ろこれが旨い、脂の乗ったサンマやよく肥えた鮭も旨い、だから食欲の秋。
ところがこの頃、いつの間にか、こっちに断りもなしに、新米は9月、になってしまった。
そんなに早くして、一体どうしようというのだろう。まだ実りの秋に程遠く、なにしろ真夏
がそのまま続いている。これじゃあ、食欲の秋じゃなくて、残暑の疲れでしかない。
ともあれ、日本人はやっぱり米だよなあ、ということを、このバカ高値で思い知らされ
た。食の洋風化などと言われても、やっぱり米が無ければ夜も日も明けぬ。なにしろ2千年の
長きにわたって、ほぼ米ばかり食ってきた。もはや血肉に溶け込んでいるに違いない。
それではあるが、トランプが”日本人よ、アメリカのコメを買え! ”と言っているらしい
し、へい、承知致しました、ということで、これでどういうことになるのか? 日本にどか
どか米が入ってきて、コメ増産に舵を切って、結局あふれ出して捨てるのか⁉
今回の米騒動、日本の無能無策がよく見えた。