いくら何でも、もうそろそろ、
と思えど、一向に聞く耳を持たぬらしく、毎日熱中症の暑さが続く。どういうことになっ
ているのかよく知らないが、ともかく猛烈な日々がひたすら続いている。いい加減にしろ
よ、バカ野郎! の怨嗟の声が世に満ち満ちているけれど、まったく知らん顔だ。
この地域は、もうずいぶん長い間雨らしい雨が降っていない。ゴロゴロ様が申し訳程度に
鳴ってみても、シャワーのひとひねりほどの水気が落ちて来ただけ。土は乾きに乾き、仕方が
ないので夕方水を撒く。水をかけたところから、蒸気のような煙が立ちのぼる。
というように、天を仰いで恨み節をどっさり呻ってみても、一向に埒が明かない。オ~
シ、そうならば、この暑さにこっちの体を合わせるしかないではないか、と思い、先日用事
があって日盛りのカンカン照りに表を歩いたら、なんだか頭がぼんやりしてきた。
引き続きの暑気払い懇親会でちょびっと酒を呑んだら、あろうことか心臓ハカハカ、足取
りヨロヨロ、頭に砂利が詰まってまともに歩けない。休み休みやっとのこと帰宅してクー
ラーに籠ってどうにか回復した。暑さに体を慣れさせる⁉ とてもできた相談ではない。
暑さに体のほうを慣れさせる、などというのは、若い人の言うことだと気づいた。齢より
はとてもそんな器用なことはできないのだ、としみじみ思わされた。頭も体もカスカスにな
って、適応力がゼロになってしまっている。暑さに身を置けば慣れるどころか死ぬ。
来年以降もこんな按配だったら、一体どうしたらいいのだろう。クーラーに籠ったきりは
や三月、を毎年繰り返すことになるにだろうか、それではあんまりにも寂しすぎる。涼しい
ところへ行って過ごせ。それには金が要る。ひと夏を軽井沢にご招待、てなことはどうか⁉
年寄りには行き場もない! カナ?