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2025/12/18

冬ざれた里の遥かに雪の峰

 




 信州松本市のあたりで周りを見回すと、息を呑む光景が広がる。


 地上は冬ざれた寂しい眺めだが、ふと上空に眼を向けると、遥かな蒼穹に真っ白な雪が

テキレキと輝いている。雪の峰が、とんでもない高みに浮かんでいる。こういう光景は普

段目にしないから、なんだか神々しいような気分が沸き上がってくる。


 松本のあたりに住んでいれば、冬と春にはこういう景色が毎日展開するのだろうと思

う。冬には日ごとに白さを増す峰々、春には麓から緑が増す風景、これをタダで目にす

ることができる。羨ましい限りだが、毎日その景色に息を呑んでいては呼吸が苦しい。



 信州はいたるところ絶景の宝庫のような気がする。松本安曇野は山と川の美しさ、姥捨

てから見る善光寺平の水田の光景はひとしお。上田小諸は水と里の織りなす美しさ。佐

久平は浅間山の眺め。高遠は風の涼しさ。木曾街道は今に残る宿場のなつかしさ。


 信州がもう少し近ければなあ、と思う。日帰り旅行と言うのがちと無理であり、どうして

も泊りを考えねばならず、予約だとかなんだとか、ともかくめんどくさい、が前面に出てし

まう。好きな時にひょいっと行って帰って来る、という事が気軽にできないから困る。



 今後もなおもって信州に行ってみたいと思っているが、なにしろ人気観光地であるだろ

うから、できれば人があまり行かない時期に、人があまり行かない場所に行きたい。世の

中そんな都合のいいことばかり行くもんか! (怒!)・・・だよなあ!


 もし都合よく行くならば、塩の道と呼ばれる千国街道や、白馬青鬼の古い建物群など

を、日がなぶらぶら歩きながら巡ってみたいな、とこれは一つの夢物語。夢を持つのは大

切、ひょっとしてもしかすると、夢が現実になったりする。油断してはいけない!




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