品川あたりが大変なことになっているようだ。
テレビの映像は、一気呵成の大土砂降りでマンホールから水が噴き出すは、たちまち川
が溢れて道路が川に変ずるは、停電はするは、竜巻は吹き荒れるは、いやはや、ついぞ見
たこともない大水害を映し出している。都会には洪水や土砂崩れなどは、まずないものと
思っていたが、どこだって温暖化の「あばれ気候」はおんなじものだと思わされた。
都会が度々自然災害に見舞われるなら、まず住民が黙っていないだろうと思う。いつだ
ったか遠い昔、狛江市の住宅が多摩川の増水で流されたことがあった。たちまち住民訴
状が起きて、すったもんだの大騒ぎになったことを覚えている。これに懲りたかどうか、都
会の河川はちょっとやそっとの増水を屁ともしないよう万全を期しているらしい。
しかし今回は、我が住む多摩地方はほぼ被害なしだった。確かに夕刻、恐ろしいほどの
雨が降ったが、それも小一時間ほどで止み、あとはなにごともなかったかのように静かに
なった。それなのに品川あたりがあんな大変なことになっているとは夢しらず、帰宅してテ
レビを見てびっくりした。この頃は一点狙いの大豪雨が起るらしい。
これも「オンダンカ」なのかどうか知らないが、昔と明らかに違って、降るとなれば激甚、
晴れるとなれば、これもまた激甚に暑い日照りが続き、もう、ほどほどに中庸にということ
がない。なぜ昔と違ってこういうことになるのか、そこんところをじっくりと教えてもらいた
いものだ。もはや、今まで通りの対策では災害は防げないし、人も亡くなる。
これだけ激甚が頻繁すれば、もう「想定外」は通じない。今までの想定をこの際キッパリ
捨て去って、十分な嵩増しの想定をすべき時代に入っているのではないのか。そういう対
策もなく、ただただ「想定外」を繰り返されたんじゃあ立つ瀬がないというもの。その要路
の人はもちろん、われら庶民もそういうことを考えなばならない時代なのかもしれない。
ともあれ、社会の風潮はどんどこ変わってゆくのに、天候、気候だけは変わらないと思う
のは、間違いなのかもしれない。地球そのものもゆっくりと、しかし地道に変わりゆくもの
なのかもしれない。そういう意識にならされていないから、われ等はこの地球もお天道様
も変わらない、と思っている。しかし宇宙開闢以来、変わってきたことは事実なのだろう。
話が大げさになって取り留めもつかない。