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2025/07/21

青空にひまわり立てる昼日中

 



 ヒマワリは剛毅だ。


 第一に花がデカイ、背が高い、茎が丸太のように太い、花の中の巨人。それだけ

でもなにやらタジタジとなるが、その上に、暑さどっかりの日盛りでも、とんと平

気な顔をしている。どこ吹く風で首を振って平然とお天道様に顔を向けている。


 人が暑さに焼かれてヒーヒー顎を出している真夏の昼日中、彼らは一向に知らん

顔をしている。なんだこいつら、神経あんのか⁈、と思うけれど、暑さぐらいで

は、ぎゃあぎゃあ騒ぎ立てない。彼らにはとてもかなわない。




 ヒマワリといえばゴッホ、ゴッホといえばヒマワリ。天に向かって燃え上がって

いるようなヒマワリを描いた。まるで何かに取りつかれたように、夢中でヒマワリ

をひたすら描いたように思える。ゴッホはヒマワリに何を見たのだろうか。


 歳時記をめくっていたら、「向日葵がすきで狂ひて死にし画家」(虚子)という句

があった。さすが! だと思う。ぴたりとゴッホを言得て、そして何ごとかを考え

させる。俳句はこうでなくちゃあ。と思えどされど、まったく及びもせず。




 ヒマワリというのは、西洋でも中国辺りでもわざわざ栽培されているようだ。た

ぶん種から油を搾って、それを料理に使うためだろう。日本でいえば、菜種油のよ

うなものだろうか。どんな味がするのだろう。


 油ひとつとっても、西洋と日本はおおきに違うようだ。西洋では、鯨油、ヒマワ

リ、オリーブなどが思い浮かぶ。対して日本では、菜の花、椿、胡麻などだろう

か。身びいきだが、なにやら日本では油の原料でさえ優しげである。


 夏休みといえばヒマワリだった。




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