(AIさん作成)
鶴は大きくて、しかも美しい鳥…
っているだけでも、美しく見えるのだから得な性分に生まれついている。ことにタンチョウ
ヅルは、羽のほとんど雪のように真っ白で、頭が紅のように赤く、とても美しい。
ただ以前から気になっているのは、この鳥はなにを餌にしてあの巨大な体を維持し、飛
ぶエネルギーを得ているのだろうか、ということ。あの巨体で2000㎞近い渡りをするも
のもいるようで、なまじなエネルギー消費ではないだろうと思う。
それで例によって「どたんば検索」したところ、彼は雑食なんだそうだ。草や穀物も食う
が肉も食っちまう、というから油断ならない。あの優しそうな顔に騙されて、のんびり
水の中で泳いでいた魚が、ひょいっと摘み上げられて、喉の奥へ放り込まれてしまう。
寒い田んぼの中などで、なにかをしきりに啄んでいる姿からは、魚や鼠をとっ捕まえて
食っている姿を想像できないけれど、美しく、優雅で、姿あでやかな鶴とは言え、その体と
活動のために膨大なエネルギーが必要なだけに、これもマ、いたし方がないことだ。
「亀は万年、鶴は千年」とは誰が言いふらしたのか、ともかく昔からそんな風に言われ
て、真に受けてしまっているけれど、実際の寿命は約20年だそうだ。それでもまあ、長寿
のうちだと思う。また、毎年同じ個体がつがいを結ぶということも事実ならめでたい。
そんな風に持ち上げられ、餌までもらっている鶴だけど、昔は食われてしまって、絶滅寸
前になった過去もあり、ちょっと考え込む日もあるのではないか。星降る夜半、何ごとかを
思って身もだえ、虚空に向かってひと声叫びだしたくなる時があるのではないのか。