2026/03/24

吹く風のままにやんわり糸桜

 



 もう少し経てば染井吉野にちょっと遅れて、糸桜(枝垂桜)が咲くはずだ。


 という認識でいるのだが、こればかりはその場所々々の日当たりなどで大いに違ってく

るらしいので断定は出来ない。現に先日、染井吉野が咲き始めたばかりの、お寺の境内

で枝垂れ桜がわがもの顔で咲いているのを見たばかりだ。


 桜も種類ごとに決められた通り、きちんきちんと順序を追って咲いてくれなければ困る。

なにしろ順序が乱れたら、それでもうパニックに陥るタチなのだ。まったく応用が利かな

い、こころにちっとも柔軟性がない、順序が乱れたままずんずん進んだ日にゃ発狂する。



 「糸桜」とも「枝垂桜」とも言うらしいが、これは桜の品種ではなく、どうやら性質であるら

しい。枝が細く枝垂れる、枝が固まる前に先から先から枝が伸びる、そういうタチなので

枝垂れてしまう。ホントかいな、とも思うがそのように教えられた。


 「どたん場検索」すると、「主にエドヒガン桜の変異種で、枝が細長く、柳のように垂れさ

がる桜の総称・・・」と書いてある。エドヒガンと言えば、かの染井吉野のお母さんだと言わ

れている。息子は枝を垂れずしっかりしているが、ほの赤い色が遺伝したようである。



 野川の野川公園のあたりへ行くと、岸辺にこの桜が並んで咲き競い、なんだか夢の国

か、あるいは浄土の国に紛れ込んだような気持ちになる。あまつさえ、連翹の黄色や諸葛

菜の紫などが混じり込めば、どうもこの世の光景ではないような、そんな気分だ。


 近ごろ思いなしか赤い桜をあちこちで見かける。桜と言えば染井吉野一辺倒の白い花

だったが、近ごろ植えられるのは鮮やかな赤が多いように感じる。いろんな種類があるこ

とは豊かで好ましい。出来れば新しい桜の名を覚えたいので、必ず名を書いてほしい。




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