これに見合うような写真はどこにもない。あろうはずがない。写真はきれいなものを写す
のであって、薄汚いゴミみたいなものはふつう写さない。一句一ブログはいいけれど、し
ばしばこのことで悩んでしまう。つまり句に応じた適切な画像がないことだ。
ところがぎっちょん! 近ごろ勝手にマイクロソフトに入って来て居座った、なにやらAI
が絵を作成してくれるソフトがある。長い間知らん顔をしていたが、ここでそれを使ってみ
た。そしたら最初は少女の画像ができ、これではあんまりにも看板に偽り、なので修正。
これはAIに、絵のイメージとして、俳句そのものを書き込んだだけで出来上がった絵だ
が、「ぽつねん」とか「惜しむ」とかの言葉を理解して、絵を作成しているとは思えない。た
だ「膝を抱く」「独り」「秋」などの言葉通りの絵を描いてみた、ということだろう。
こちらのイメージ通りにはなかなかいかないが、句に書いてある言葉がおおむね反映さ
れた絵が出来上がった。この絵はアニメっぽくしてみたが、写実的にとか、シュールレアリ
スム的にとか、ともかくいろいと変換できるボタンもあり、素人の遊びにもってこいだ。
この短からぬ人生を、一ったれの絵も描けなくて過ごしてきた。その才能がまるっきり欠
落していて(・・・そういえば音楽だって一粒もできない、絵と同様だ)、芸術関係とは全く
無縁な寂しい来し方を歩んできて、そういうものだと諦めていたが、ひょっとするとこれで
絵のようなものが描けるかもしれない、こりゃ大ごとになった。
絵の中の老人は憂い顔をしているが、老人は楽しくたっておおむね憂い顔をするもの
だ。だからこの老人が哀しいわけでもないかもしれない。秋から冬への季節の移り目を惜
しみつつ、なにごとかを懐かしく思い出しているのかもしれない。
今後はときどきこの手を遣おうかと思う。