蓮は花だけは美しい。
葉っぱは傍若無人にデカイばかりだし、種ときたら、なにやら目玉の集合のようで、いさ
さか不気味だ。ところが花はなによりも美しい。花びらの根元が白っぽくて、先っぽへ行く
ほどだんだんに薄紅色となり先端が赤く、花びらの中に紅色の筋が浮いて見える。
この様子がなによりきれいだなと思うけれど、乳白色の薄い黄みを帯びた白い花は、なに
よりも涼し気だ。白い大きな花は、バラでもボタンでも爽やかで涼し気に見えるものだが、
蓮の白はまたひときわ爽やかに見え、池の水気と相まって思わず汗を拭いたりしてしまう。
今はなんといっても、涼し気、涼しい、爽やかが一番いい。なぜかと言えば、ひょいっと
予報を覗いてみれば、35℃以上が踵を接して並び、ひょっとすると、37℃、38℃などという
殺人的な日もあって、これじゃあ、なんでもいいから「涼」というものが欲しい
朝の10時ともなればもう部屋の温度は33℃、たまらずにカーテンを閉め、クーラーをひね
って籠城の一手、暑いのに、食うものは食うし、やることがないからごろ寝ばかりだし、腹
ばかり出る。これじゃ、体にいいわきゃないよ、分かっているけどやめられない。
これから毎年こういう按排が続くとすれば、これは何かテを考えねばならないのではない
か、夏になるとただただクーラー籠城だけでは困ったもんである。しかしテといってもな
あ、どういうテがある? 金があれば横っ飛びに涼しい場所に逃げるのだがなあ。
金がないので仕方がない、なにがなんでも35℃以上の気温に、こっちの体を適応させるし
かない、人間は環境に適応するものだという。現に赤道あたりのマサイの人は、熱中症だ、
などと無暗に騒がない。ならば、38℃ものともせずに動き回るか~⁇
死ぬ前に、それでいいのか考えよう。
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