多摩川の支流、秋川の川遊びスポットを巡ってきた。
上流に町や耕地があまりないから水は案外にきれいだ。まず上流の温泉施設「瀬音の湯」
に車を止めて十里木の遊び場に行く。赤い橋の上から谷川を眺めると、もう子供たちや大人
も混じって、泳いだり崖から飛び込んだりの大騒ぎ、谷間に歓声が響き渡っていた。
驚いたことに、小学1,2年生と思われる小さな子が、3mほどの岩の上からよどみに向か
って身を躍らせている。彼らの身長からすれば随分高く感じられるはずだが、小さな女の子
までが恐れげもなく飛び込んで、その後母親に向かって泳いでいく顔が誇らしげに見えた。
中流に下り、気分を変えてお寺「広徳寺」に立ち寄ってみた。季節っぱずれの鶯の声が響
き、蝉は鳴くのを止めて、だれもいない閑静な境内に涼しい風が吹き抜けた。こころなし
か、夏が静かに過ぎ去っていくような風が、頬を撫でてゆく。
本堂脇の草っぱらにどっかり座って昼飯にした。ふと前を見ると草の茎にセミの抜け殻、
見渡せばあっちの草にもこっちにも、なんぼでも見える。先日、セミの抜け殻はあまり目に
しないよなあ、などと書いたが、とんでもない、やはり抜け殻はセミの数ほどあったのだ。
お寺を立ち去って川沿いを歩き「秋川橋河川公園」に行く。驚いた。河川敷の砂利の上に
何十ものテントが並び、何百人もの人がバーベキューをしていた。しかし流れの緩やかな浅
瀬は子供たちの領分、水鉄砲を持った小さな女の子が可愛くて見とれてしまった。
夕刻迫る頃さらに下流の堰がある場所にもいってみた。しかしなんでだろう、ここは閑散
としていた。テントには二組の家族しかいない。夕方になったので皆帰ってしまったんだろ
うか。前の二カ所がすごい盛況だったので、なんだか肩透かしのようだ。
それでも川の中には、小学低学年ぐらいの女の子3人、仲良く浮き輪でぱしゃぱしゃやっ
ていた。傾いだ日が斜めからさして残照が煌めく。長い時間ぼんやり川面を見つめて過ごし
た。どうもなんだか、今年の夏が後ろ姿を見せ始めたらしいな、などと思いながら。
灼熱の夏よさらば、もう来るなよ。
短い動画(BGM・キャプション)
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