地蔵盆なんていうのは消えたんだろうか。
子供のお祭りは絶滅したんだろうけれど、子を思う親の気持ちは決して絶滅しない。いつ
の間にかお地蔵さんの衣服が真新しいものに変わっている。赤い帽子と涎掛け、誰かが、子
供の健やかな成長を願いつつ、親ごころを発揮してチクチク針を運ぶのだろう。
お地蔵さまは子供を守る仏だという。だから子供にも優しく、童顔であらせられる。そし
てちゃんと子供のように涎掛けをつけている。ところで、涎掛けというのは、これもまた絶
滅危惧種なんだろうか。近頃これを付けている赤ちゃんをあまり見ないような気がする。
子供をお守りくださるのだから、地蔵さんはどこにでもいる。特に子供がよく遊ぶ道っぱ
たや村境などで子供たちを見守っておられる。子供たちがワラワラいっぱいいれば、お地蔵
さんもそれだけ多くなる。数ある仏様でも、お地蔵さんが一番数が多いのではないか。
ところが近頃は少子化だという。子供の数が少ない、それに加えて、どういうわけか子供
が外であまり遊ばなくなったという。だから地蔵さんが、これじゃ見守りがいがないナア、
と嘆いておられるらしい。子供がワラワラいないと地蔵さんもリストラの憂き目にあう。
それにしても、なぜ少子化なのだろう。親の目から見れば子供は無条件に可愛いし、生物と
しても子供は生まれるようになっている(と思う)が、世界中で少子化だという。なぜか?
については、女性に聞いてみなければならないが、どうも爺さんは理解が及ばない。
およそ40年も前、"Double Income No Kids"(Wikipedia)という言葉がちらほらした
ように覚えている。このころからもう少子化の兆しがあったらしい。なにしろヒトの子はお
よそ15年間も面倒をみなければならない、それが大変すぎる、ということだろうか。
お地蔵さんが忙しくなる日は戻って来るのか⁉
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